The Beatlesの一番正しい聴き方とは?

こんにちは。
1970年4月10日に事実上解散したビートルズ(正式解散は1975年1月9日らしいですね…知らなかった)
は2025年になっても人気がありますよね。
ビートルズは、大好きな人が世界中にたくさんいて、レコードなんか三桁いくくらいプレミアが付いてるし
youtubeでは、私のずっと上の先輩方が楽しく語られている動画もたくさん上がっています。
それくらい、多くの方に愛され、研究もされているビートルズですが、結構問題になるのがどの音源で聴くのが
正しいのか問題ではないでしょうか?
私も最近、レコードを買うようになってから底なし沼にハマりつつありました。
まだ途中経過ではあるのですが、一旦自分なりの結論を書かせてもらおうと思います。
これは、どこまでも私個人の感想なので、誰かを否定したりディスったりするつもりは全くありません。
この記事は、これからビートルズをCDやレコードで聴こうと思って探し出したけど、情報がめちゃくちゃあって、混乱している方なんかの参考になればと思います。

ビートルズをレコードで聴く

私は、中学校の音楽の授業で「ヘイ・ジュード」を聴いて、家に帰ってから父親がカセットテープを
持っていたのを思い出して、なんとなく聴いてエンディングのポールのシャウトのやられて以来、42歳になっても
ビートルズが大好きな中年です。
聴き始めた中学校の時代は、お金がなくてカセットテープで聴いたり、CDも輸入盤が安いから買ったり、レンタルしたりして聴いてましたね。その時は、音質とかは全く意識しておらず、やがて中学生から大人になった時に、どうやらCDじゃなくてレコードで聴くと音が良いらしいとの事で、レコードを買うようになりました。
なんとなく、プチプチ音やジャケットの大きさとかで雰囲気にやられた感はありますが、正直音の違いまでは、よくわからないというのが感想でした。
しばらくは、CDに戻って時代はサブスクの時代になり手軽さゆえにそちらに完全に移行していきました。
そんな中「ビートルズはモノラルで聴かないと本当の良さはわからない」という事をyoutubeで知りました。

調べていくうちに、UK盤とか国内盤とか、オリジナルとか再発盤とかたくさん情報が出てきました。
マトリクスとかスタンパーとかもそこで初めて知りました・・・まだ、この辺は完全には理解していないですが・・・そして、なにより驚いたのが値段です。
レコードはめちゃくちゃ大雑把に言うと版画みたいなモノなので一番最初に出来上がったものが生音に近くなる。
だから、初回プレス盤はめちゃくちゃ価値があるし、その上枚数が限定されているしその中で何十年も前の盤が今でも聴ける状態ていうのがさらに限定されてプレミアがついて高騰する。
CDなら1枚3,000円なのが、10,000円から数十万で売られているのを見て引きました。

何回も悩んだんですが、どうせ買うなら一枚だけ高いのを買ってみようと
1st「PLEASE PLEASE ME」のUKオリジナル・モノ盤をメルカリで購入。
10,000円越えたけど、ジャケットは破けている状態で、でもきれいなのはもっと高いので今回は音を優先して選びました。

噂のUKオリジナル盤の感想

ジャケットは破けていたんですが、1963年の空気感を感じて感動しましたね。
あのビートルズのデビューの瞬間に立ち会った感覚ていうんですか?
レコードを取り出すと、なんとなく重い(実際、他のレコードと比べるとズッシリしてました)
ドキドキしながら、針を落とすと・・・

低音の迫力に正直、びっくりしました。
めっちゃロックな音でした。語彙力なさすぎる・・・(´;ω;`)
CDもモノラルなんで、そこは変わらなんですが、とにかく迫力がすごい。
あと、モノラルって平面のイメージだったんですがめちゃくちゃ立体的に音が聴こえるんです。
すごい不思議な体験でした。

あとでわかったんですが、私が購入したのはサードプレス時期の盤で、これファーストはとんでもないんじゃないかと想像しました。ただ、30万とかするんでちょっと手が出ないです。

過去に購入していた他のレコードを聴いてみたんですが、全然違いました。
これが、沼の始まりでした。


国内盤とUS盤

ふと、今まで買ったレコードがどこ産のものなのか気になって調べると、なんと「マジカルミステリーツアー」以外は、全部日本製で1976年の再発盤でした。
今まで、全くその辺を気にせずに買ってたのでここまで揃っているのも驚きでした。
「マジカルミステリーツアー」はUS盤でおそらく1971年から1975年の再発盤でした。

UK盤の衝撃が忘れられず、またレコードが欲しくなってしまいました。
でも、ひっかかるのは、やはり値段です。高い。
そこで、目に入ったのが「With The Beatles」の国内再発盤でした。もちろんモノラル。
ヤフオクで4,000円でゲット。これは、1992年の再発盤。


めちゃくちゃ綺麗だったんですが、音はCDとほぼ変わらない。あの衝撃はありませんでした。
やっぱりUK盤じゃないと、あんまり期待はできないのかな?と思い始めました。


「A HARD DAY’S NIGHT」UKオリジナル・モノ盤

用事で東京に行った時にディスクユニオンへ行き「A HARD DAY’S NIGHT」のUKモノ盤を8,000円で買いました。
今回は、UK盤だしプレスもサードあたりなので期待できるのでは・・・ドキドキ。

これも、ほぼCDと同じでした。

なるほど、やはり数十万円払わないと、あの感動は味わえないのか・・・
そんな気持ちになってきました。


YOUTUBEやサブスクに上がっているモノラル音源

立て続けにレコードを購入して、そろそろ奥さんに殺されるかもしれないと危険を感じたので、一旦は買うのをやめました。でも、やっぱり気になります。モノラル音源だけでも良いから聴きたいと思いyoutubeで検索してみました。そしたらあるじゃないですか!
本当はレコードと一緒でスピーカーで聴きたいのですが、できないのでヘッドホンで聴くことにしました。
これは、結構おもしろいです。
CDって基本「ヘルプ」からはステレオで聴きなれているんでモノラル体験は新鮮でした。
ステレオはいわゆる泣き別れ仕様なのでイヤホンやヘッドホンで聴くと、違和感がすごい。ただ、聴きまくってるのでそれも慣れちゃうんですが。
モノラルは、真ん中に全部集まっているので安定感があります。特にロック色の強い曲は、グッと圧が加かってカッコイイです。
ただ、後期の曲でモコっとして聴こえたり、小さくまとまって感じる曲もありました。
youtubeなら無料なんで是非聴いてみてください。

「Let It Be」UK盤を聴いて気付いた事

youtubeやサブスクでなんとかやり過ごそうとしていたんですが、やっぱりレコードが買いたくなって毎日メルカリを眺めていると、50%オフのクーポンがある事に気付いたのです。
本当は、「HELP!」のモノラルを探していたのですが、youtubeでどうやら音が良くないと話している動画がありました。youtubeに上がっているモノラル音源を聴いてみて、たしかに音というかテイク的に良くない気がしてきて、それに10,000円近く払うのは気が引けたので、どうせなら聴き比べできる作品にしようと「Let It Be」のUK盤を購入しました。ビートルズの中でも好きなアルバムの一つでもあります。
後になって気付いたんですが、UK盤の1973年再発盤でした。でもマスターは同じなんで、本家の音には限りなく近いと思いましたので良しとしました。

で、実際に聴いてみると・・・

私が以前に購入した、国内再発盤とほぼ変わりませんでした。
正直、国内盤も全然悪くないよなって感じます。
もしかしたら、たくさんある動画を見て期待しすぎたせいかもしれない。
あと、先輩方のように耳が肥えていないだろうなと思いました。
1st以外は、全然CDとの違いがわからないというのが今のところの結論です。


リマスターCDも良い

最近、ビートルズのリマスターが続々と発表されています。
赤盤のリマスターが個人的には印象的で「I Saw Her Standing There」では、二本のギターの音がめちゃくちゃクリアで最高に良かったです。
UKオリジナル盤では聴けない良さがあると思いました。

まとめ

という事で、まとめですが
ビートルズを聴く方法は無数にありますが、たくさんある情報は参考にして自分の耳を信じて
あとはお財布と相談してそれぞれが納得する聴き方をすれば良いと思います。
「UKオリジナル・モノ盤」が最高の人がいて良いし、「断然CD派」の人がいても良いし
数えきれない人たちが愛するビートルズなので、それだけ多くの考え方が存在するのは間違いないです。
私みたいにUK盤が絶対とは思えないなぁ・・・という人も、絶対ありだと思いますので、好きなように
ビートルズを楽しんでください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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