仕事について考える。

子供のころ、漫画家になりたいと夢見ていた。

理由は簡単で、僕が描く絵を周りの大人たちや友人が褒めてくれたから。

でも、自分の力の無さにだんだん気付いていく。

そんな中、ビートルズにどハマりしてギターを弾きだす。

もうそれこそ、飯食う、風呂入る、寝る以外はずっとギターを抱きかかえていた。

ビートルズの「アンソロジー」をVHSにダビングして、擦り切れるくらい

毎日観ていた。高校生になって、バンドを組んだりして自分以外のギタリストとも

出会う。そこでも自分の力の無さを痛感する。

それでも、好きな音楽をやり続けたいとなんとなく考えていて

高校卒業後、周りはほとんど進学する中、就職もせずにバイトを続けた。

そうこうしていると僕の性格の問題で当時組んでいたバンドのメンバーが

次々と抜けていく。というか僕を抜いて新しいバンドを組んでいた。

このままでは、いけないと僕はネットでメンバー募集を始める。

これがまた、とんでもないのに当たったりして苦労したwww

ここでは割愛しますw

なかなか、メンバー集めがうまい事いかず、気付けば同級生たちも

就職する年齢になっていた。このタイミングで、僕も就職する。

そこから、結婚し、子供が生まれて同時にリストラにあった。リーマンショックによる

就職難のなか、再就職したところがブラック企業で、2年くらいでやめる。

それから営業初めて、これまた、とんでもない会社で毎日上司にも先輩にもバカにされ、

どつかれ精神的にもかなり落ち込んで、やめて現在のオフホワイトな工場に再就職できた。

この間に10年くらいのブランクがあってバンドを再び組んで活動していた。

就職はして、まじめに仕事はしているけど、どこかで「これは、定年までやる仕事じゃないな」

っていつも思っていた。もう漫画家になりたいっていう夢はなかったが、音楽はぼんやり

考えていた。でも、そんな甘々な考えで結果が出るはずもなく、仕事もそんな中途半端な

気持ちでは、愚痴や文句ばかり出てくる。

今、僕は37歳だ。まじめに大学にいって就職した友人は、独立して社長になってたり

責任あるポジションになっていたり、夢を追いかけていた者はプロアーティストとして

活動していたりする。ある友人と話していると、仕事に対する思いが自分とは違い過ぎる

と感じた。なにより、仕事が楽しそうだった。また、自分の仕事に対して自信があって

誇りも感じられた。自分はこうなりたいんだなと思えてきた。

音楽か、漫画なのかは、関係ない。自分の仕事に誇りが持てるか。自分の仕事で誰かを

喜ばせることができるのか。自分は人から、また世の中から必要とされているのか。

結局はこれなんだと思いました。

腹を決める事が必要な気がしている。中途半端に夢を見るのではなくて。

まだまだ、迷う気はするけど、とことん迷ってみようかな。

最後まで、読んでいただきありがとうございました。

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